

研究では、話す量だけでは言葉の力を判断できませんでした
カメラがつくと黙るのに、終わった後に歌を口ずさむ。「できるの?できないの?」と、親のほうが戸惑うことがあります。
カナダのグエルフ大学のSpereら(2009)は、人見知りの程度が異なる幼児を、家庭と園で調べました。人見知りの強い子は家庭で話す量が少なかった一方、この研究ではグループ間の言語能力の違いは見られませんでした。
英語レッスンの効果を調べた研究ではなく、「人見知りなら必ず理解している」という意味でもありません。ただ、声の大きさや発言回数だけで力を決めないことは、家庭でも大事にできそうです。
先生を見た、好きな物を指さした、親の隣で最後まで聞いた。そんな反応もメモしておくと、「何もできなかった」で終わらずにすみます。これは家庭で試す観察の工夫で、研究で効果が証明された手順ではありません。
わが家では、英語を使う理由を大切にしています
ねこママの家では、小さいころから先生に歌ってもらったり、画面越しに人形で遊んでもらったりしていました。いつも単語を答える形だけではなく、好きな遊びを入り口にした経験です。
人見知りがこの方法で治ったという話ではありません。それでも、「質問に答える時間」以外にも英語との関わり方があると感じました。
同じように試すなら、最初は親が先生に話しかけているのを一緒に見るだけ、好きなぬいぐるみを見せるだけでもよさそうです。嫌がる時に無理にカメラへ向かせず、子どもの気持ちを確かめながら進めたいところです。
今日からできる小さな一歩
- 始める前に「今日は見ているだけでもいいよ」と伝える。
- いつものぬいぐるみや絵本を一つだけそばに置く。
- 終わった後は「言えた?」ではなく「どこが楽しかった?」と聞く。
長くつらそうな様子が続くなら、続け方や休むことも含めて先生と相談してよいと思います。日本語でのやりとりを含めて気になる場合は、英語だけの問題と決めつけず、園など身近な相談先にも話してみてください。


