

研究では、話すことと理解することに違いが見られました
「もう一回歌って」と言われた瞬間、さっきまでの歌が止まる。そんな時、覚えていないのではなく、見られることが気になる可能性もあります。
コロラド大学ボルダー校が2014年に紹介した幼児の研究では、引っ込み思案の傾向は、言葉を理解することより、言葉にして表すことの遅れと結びついていました。研究チームは、話したがらないことと、理解していないことを区別しています。
これは幼児の言語発達の研究で、日本の幼児の英語学習を直接調べたものではありません。目の前の子が黙る理由も一つとは限りません。ただ、「言わないなら分かっていない」とすぐ結論づけない手がかりになります。
家庭なら、誰かに披露する前に、親子だけで遊ぶ時間を選べます。声を出すか、指で選ぶかも本人に任せる。上手に言えた時だけでなく、本人が楽しめたかも見てみる。そんな試し方なら、発表の場を増やさなくても始められます。
わが家では、英語を使う理由を大切にしています
わが家でも、親が英語の本やアニメに誘っても、なかなか続かなかった時期がありました。その後、娘が海外の友だちと遊び、「もっと話せるようになりたい」と言った時には、本人の目的が生まれたと感じました。
これは、幼児の恥ずかしさを解消した実験ではありません。わが家の一例から考えるなら、親が聞かせてほしい言葉より、本人が使いたくなる言葉を探すことはできそうです。
たとえば、好きな遊びをもう一回したい時の一言。ぬいぐるみに向かって言ってもいいし、親と一緒に小さな声で言ってもいい。「みんなの前で言えた」を、その日の唯一のゴールにしなくてもよいと思います。
今日からできる小さな一歩
- 「聞かせて」ではなく「一緒にやる?」と誘ってみる。
- 本人が好きな遊びで、使いたい言葉を一つ選ぶ。
- 録音や人前での披露は本人に確認し、嫌ならやめる。
今日は親と一緒なら言えた、今日は聞くだけだった。その違いを失敗とせず、本人が参加しやすかった条件を探す記録にしてみてはいかがでしょうか。


