

研究では、相手とのやりとりの中身も大切にされています
赤と青のどちらで家を作るか、相手に聞く。返事を聞いてブロックを選ぶ。短いやりとりでも、答えによって次の行動が変わります。
ミシガン州立大学のLoewenと、アンドレス・ベーリョ大学のSato(2018)は、指導のある第二言語学習と相互作用に関する研究を整理しています。聞くこと、実際に言うこと、分からない意味を確認することなどが、やりとりに関わります。
これは「外国人と通話すれば必ず伸びる」という研究ではありません。相手や課題、学習者の条件によって違いがあります。家庭では、回数だけでなく、何を伝え合う時間なのかを考える参考になります。
一つ目は作品紹介。描いた絵を見せ、好きな色を一言添える。二つ目は選ぶ会話。二つのおもちゃのどちらを使うか聞く。三つ目は遊びの相談。次に何を作るか一緒に決める。どれも家庭で試す活動例で、研究でこの三つの効果を比べたわけではありません。
親子で始めてもよいですし、先生と試す時は先に活動を相談できます。海外の友達との交流なら、年齢条件や連絡先、参加者、終了時刻を親同士で確認し、見守れる環境が前提です。
参考:Loewen & Sato (2018), Language Teaching
わが家では
わが家では先生に娘のピアノを聞いてもらったり、お絵描きで遊んだりしたことがありました。机で問題を解く以外にも、一緒に楽しむ時間がありました。
海外の友達とマイクラをするようになってからは、また遊びたいという気持ちが、次の予定を聞く英語につながりました。毎回長い文を言えたかより、伝えたい相手ができたことが印象に残っています。
これはわが家の一例です。画面越しの交流にまだ気が進まなければ、家族に絵を見せるところからでもよいと思います。
今日からできる小さな一歩
- 見せたい物か、相手に選んでほしい物を一つ準備する。
- 必要な言葉を少なくし、相手の返事を待つ場面を作る。
- 伝わらなければ指さしや日本語も使い、後で言い方を一つ確認する。
アウトプットは、たくさん話した記録をつけることだけではありません。自分の一言で相手が応じてくれた時間を、家庭に合う形で作れたらと思います。


