0~3歳のおうち英語

赤ちゃんの英語聞き流しに効果はある?研究から考えるおうち英語の始め方

翻訳家であり2児の母である著者が、第二言語習得に関する論文をもとに、家庭でできる英語環境づくりの視点から丁寧に解説します。

ママ友ねこ
ねこママ、赤ちゃんに英語の聞き流しをしているんだけど、これって本当に効果あるのかな。ただ流しているだけで意味があるのか不安で。

気になるよね。聞き流しだけで急に英語を話せるようになる、とは考えなくて大丈夫。でも、英語の音が暮らしの中に少しある入口としては使いやすいよ。この記事を読むと、赤ちゃんの聞き流しをどう考えると続けやすいかが分かるよ。
ままネコ

赤ちゃんの英語聞き流しは、目的を小さくすると使いやすい

赤ちゃんに英語を聞き流ししていると、「これで意味があるのかな」と不安になることがあります。

先に言うと、聞き流しだけで英語を話せるようになる、と考えると少し期待が大きすぎます。

でも、英語の歌や声が家の中に少しあることで、赤ちゃんにとって英語が「急に出てくる知らない音」になりにくくなることはあります。

だから聞き流しは、英語を覚えさせるためというより、英語の音にやさしく出会うための入口として使うと、親も子どももラクです。

研究では、人とのやりとりがあるほうが音の学びにつながりやすいとされています

Kuhl, Tsao & Liu (2003) の研究では、乳児が外国語の音にふれる時、録音や映像だけよりも、人と直接やりとりしながら聞く経験のほうが、音の聞き分けにつながりやすいことが示されています。

かんたんに言うと、赤ちゃんにとっては「英語の音が流れている」だけでなく、「自分に向けて声をかけてもらう」ことも大切だということです。

聞き流しをするなら、英語の音を流して終わりにするより、赤ちゃんがにこっとした時に親も笑う、手をふる、歌に合わせて体をゆらす。そんな小さな反応を足すだけでも、英語が暮らしの中に入りやすくなります。

わが家では、聞き流しだけで終わらせないようにしました

わが家でも、赤ちゃんのころから英語の歌や声にふれる時間を少し作っていました。

ただ、長時間きっちり流すというより、機嫌がいい時に短く。料理中に少し英語の歌を流したり、先生に歌ってもらったり、親子で手をたたいたりするくらいです。

赤ちゃんが言葉を返せなくても、音に反応する、表情が変わる、聞き慣れた歌で笑う。そういう小さな反応があれば十分だと思っていました。

英語を勉強にする前に、「家の中にたまに聞こえる楽しい声」にしておく。赤ちゃん期は、そのくらいの距離感のほうが続けやすかったです。

今日からできる小さな一歩

  • 英語の歌を1曲だけ、赤ちゃんの機嫌がいい時に流す
  • 歌に合わせて手をたたく、体をゆらすなど、動きをひとつ足す
  • 親が疲れている日は無理にやらず、できる日に短く続ける

聞き流しは、「たくさん流すこと」より「親子がいやにならない形で続けること」が大切です。

パパママ向けメモ

0〜3歳のうちは、英語を覚えさせるというより、英語の声や歌が「おうちの中に少しある」状態を作るほうが続けやすいです。

とはいえ、まだ体力や気分に波がある小さな子を、毎週英語教室へ連れて行くのは親にとっても大変です。子どもの機嫌がいい時に、家の中で短い時間だけ英語で遊んでくれる先生とつながれると、英語が特別な勉強ではなく、暮らしの中に入りやすくなります。

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もう少し大きくなって、英語を「聞く」だけでなく「使う」相手がほしくなった時には、海外の子と遊びながら英語を使う環境づくりも選択肢になります。

ご家庭で英語を使う場づくりの参考までに、ねこママ自身が見つけた方法をまとめた記事も載せておきますね。

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