

研究では、画面越しでも応答のあるやりとりに違いが見られました
子どもが手を振ったら、相手も振り返す。人形を見せたら、「それは何?」と反応する。録画と違うのは、目の前の子どもの行動に合わせて返事が変わることです。
テンプル大学が紹介したRoseberryらの研究では、2歳の子ども36人が新しい動詞を学ぶ場面を、対面・ビデオ通話・録画で比較しました。対面と応答のあるビデオ通話では学習が見られ、同じような映像を見るだけの条件とは違いがありました。
これは短い実験での言葉の学習です。日本の幼児が海外の子と自由に遊べば英会話力が伸びる、長時間つなぐほどよい、と示したものではありません。
家庭で考えたいのは、画面の時間を増やすことより、子どもの反応に合わせてやりとりできるかです。好きな絵を一枚見せる、相手の色をまねするなど、目で分かる遊びなら親も間に入りやすくなります。
参考:Temple University:Roseberry, Hirsh-Pasek & Golinkoffの研究紹介(2013)
わが家では
わが家では、小さいころに先生が画面越しに歌ってくれたり、人形を使って遊んでくれたりしました。7歳の娘が海外の友達と遊ぶようになった今も、親同士の事前連絡を大切にしています。
一度、初回の約束をする前に、フレンドになった子が娘のマイクラのワールドに入ってきて、娘が驚いたことがありました。相手の親と連絡済みでも、設定まで確認しないと意図しない参加が起こると学びました。
その経験から、相手を知ることと、誰が参加できるかを管理することは別だと感じています。幼児の交流では特に、親がその場にいて終わらせられる形を前提にしたいところです。
今日からできる小さな一歩
- 利用ツールの年齢条件を確認し、親のアカウントなら何でもよいと考えない。
- 初回は双方の保護者が同席し、名前・学校・住所などの共有範囲を決める。
- 見せる物を一つ決め、終了時刻とカメラを使うかどうかを先に相談する。
相手が嫌がることを言う、知らない人が加わる、子どもが不安そうになる。そんな時は続けず、保護者が通話を終えてかまいません。楽しい交流の前に、大人が止められる準備をしておきたいですね。


