

研究では、発音の違いによる聞き取りやすさは課題でも変わりました
同じ言葉でも、初めて聞く話し方だと戸惑うことがあります。それを見て「この先生の英語はだめ」と決めてよいのでしょうか。
ルイジアナ州立大学のBarkerとTurnerの研究では、幼児が単語を聞き分ける課題と、お話を理解する課題を比べました。単語の課題では母語話者の話し方の条件がよく、お話の課題では外国語なまりのある話し方の条件がよい結果でした。
これは、後者の先生のほうが優れているという証明でもありません。研究者は、発音の影響について考える時には、どんな課題を使ったかが重要だと述べています。日本の幼児に英語を教える先生を直接比べた研究ではない点にも注意が必要です。
家庭での先生選びに戻ると、「ネイティブかどうか」だけで答えを出すより、実際のやりとりを見て判断する余地がありそうです。これは研究結果そのものではなく、そこから考える選び方の提案です。
たとえば、子どもが人形を見せた時に先生も反応してくれるか。分からない顔をしたら、ゆっくり言ったり実物を見せたりしてくれるか。発音に加えて、子どもが意味をつかめる助けがあるかも見たいところです。
参考:Barker & Turner (2015、オンライン公開2014), Applied Psycholinguistics
わが家では
ねこママの家では、小さいころ、先生に英語の歌を歌ってもらったり、画面越しに人形で遊んでもらったりしていました。大きくなってからは、ピアノを聞いてもらったこともあります。
わが家で印象に残ったのは、子どもの好きなことを一緒に楽しんでもらえた時間です。これは講師の出身国を比べた体験調査ではありませんし、どの先生も同じ遊びに対応するという意味でもありません。
「この先生に見せたい」という気持ちが生まれるか。家庭では、その小さな反応も先生選びの材料にできると感じています。
今日からできる小さな一歩
- 体験前に、好きな歌や遊びを一つだけ伝える。
- 分からない時に、先生がどう助けてくれるかを見ておく。
- 終わった後に「また話したい?」と聞き、料金や予約の条件も一緒に比べる。
発音を大切にすることと、子どもが安心して関われることは、どちらか一つを選ぶ話ではありません。体験で見えた反応を手がかりに、家庭に合う形を探せたらと思います。


