ある調査によると2030年までに世界人口の60%が各国の都市部に集中するそうです。
今日はそんな状況の解決策を「空飛ぶタクシー」に見出したある会社のプロジェクトに関する記事です。
「空飛ぶタクシー」、あなたは導入可能だと思いますか?
そもそもエアタクシーってなに?
欧州航空機大手メーカーのエアバスが、2017年末に最初の「エアタクシー」試作品テストをシンガポールで行うと発表した。
「エアタクシー」とは、小型の完全電気駆動飛行機だ。
長い滑走路を必要としないヘリコプターのようなデザインをしている。
しかし、
ヘリコプターよりも大幅に騒音と環境汚染物質の排出量を抑えたデザインになる予定だ。
さらに、
タクシーよりも圧倒的に移動時間が短いにも関わらず、運賃は最終的にタクシーと同程度になるよう調整される計画となっている。
Uberのようなカーシェアリング企業のスタイルを模して、乗客はアプリを使って予約できる。
エアバス社のビジョン
エアタクシーの開発をするエアバスは、フランスに本社を置く、世界最大航空機会社の一つ。
民間飛行機やヘリコプター、また宇宙機器などを開発している。
エアバス最高経営責任者であるトム・エンダーズはドイツで開かれた技術会議で訴えた。
将来的には複数の乗客を乗せる完全自動操縦のものになる予定だが、
その第一段階として、2017年中旬にシンガポール国立大学のキャンパス内で、
ドローンタイプの宅配サービスのテストを行うと発表された。
アマゾンの競合にもなりうるようなサービス内容だが、エアバスはアマゾンやDHLsと競合する気はないという。
むしろamazonやDHLsを見込み顧客だと考えているとエアバス公式サイトで述べている。
現在、遠隔操作なしのドローン操縦を認めている国はいない。
そのためこのテストの目的は、商業ドローンが安全に都市上空を自動運転できることを証明するとともに、その効率性や経済効果も評価することだという。
試作機テストのイメージ動画はこちら↓
エアタクシーは革命をおこすのか?
エアタクシーは10年以内に数百万人の都市交通手段に革命を起こす世界規模の市場になると、エアバス役員は話す。
2016年10月、Uberはエアバスと提携して10年以内にエアタクシーを導入予定だと発表した。
はじめはパイロットをつけて操縦させるが、将来的には自動運転にする計画だとした。