実務翻訳英文法 自動詞と他動詞

自動詞と他動詞の違い

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今回は自動詞と他動詞についてです。

後ろに目的語をとるのが他動詞で、目的語がいらいないのが自動詞でしょ?
そんな風に機械的に覚えている方も多いのではないでしょうか。
確かにその答えも正解です。

では、

shoot the birdとshoot at the birdの違いはなんでしょう?

この質問に答えられるようになるための、自動詞と他動詞の本質的な違いを今回はご紹介します。

他動詞

主語+動詞+目的語
この形は、動詞の「力」が対象物(目的語)に加わる・及ぶ形です。

例:
I run the shop.(私はお店を経営しています。)
runという動作がthe shop(目的語)に及んで、経営するという意味になっています。

自動詞

主語+動詞
この形は、単なる動作を表します。

例:
I run.(私は走ります。)
runという動作は何にも及んでいません。主語のIがただ「走る」という動作だけです。

このように、runという単語一つとっても、その動詞の力が後ろの目的語に及んでいるのか、どこにも及んでいないただの動作なのかによって意味が全くことなります。

ここでさらに1ステップアップして、前置詞+目的語の形についても考えてみましょう。

自動詞+前置詞+目的語

主語+自動詞+前置詞+目的語
先ほど説明した主語+自動詞に前置詞+目的語をプラスすることで、
自動詞による動作が何に対して・どのようになされているのかを補足している形です。

例:
I run to you.(私はあなたに向かって走ります。)
後ろに目的語がないので、ここでのrunは単なる動作の「走る」という意味になります。
そこにto youをプラスして、どこに向かって走っているのか補足しています。

shoot the birdとshoot at the bird

さて、
ここまで読んでいただいた方は冒頭の
I shoot the bird.

I shoot at the bird.
の違いはなんとなく目星がつくのでは??

I shoot the bird.は動詞の直後に目的語がきているので、このshootは他動詞。
ということは、shootの動作がthe birdに及んでいます。
和訳すると「鳥を撃った」ですが、
この「撃った」は「鳥」に及んでいる。つまり、鳥に命中することろまでを意味します。

shoot the bird

shoot the bird


それに対して、

I shoot at the bird.のshootは後ろに前置詞が来ていることから、自動詞であることがわかります。
つまり、このshootは単なる動作。
和訳は同じように「鳥を撃った」ですが、
この「撃った」は単なる動作。at the birdで「鳥をめがけて」と補足していますが、
shootがthe birdに及んでいないので、鳥に命中したかどうかはわからないのです。

shoot at the bird

shoot at the bird

以上、自動詞と他動詞の違いでした。
同じ単語でも自動詞か他動詞かによって全く異なる意味になります。
機械的に目的語があるのは...と覚えていたのでは自動詞と他動詞の本当のニュアンスに違いは掴めません。

技術英語のルールももちろん大切ですが、こうした文法の根幹となる部分には、イメージやニュアンスの違いを織り交ぜて学んでいくと生きた英語が身につくのではないかなと思います。

今回の記事は大西泰斗先生の著書である、「一億人の英文法」を基にしました。

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